ドラムブレーキも効くんだぜ
恋人はサンタクロースの恋人の部分ことモリスケです。
福岡には【環境開発】さんという夜な夜な道路の清掃等を行う業者さんがいるのですが、
先ほどお客様の車両を引き取りに行った帰り、片側2車線の道路の半分が工事中(100m程度)で、
1車線のみ通行可となっている道路を走っていると、
その車線規制された道路を清掃しながら時速15kmほどで走る清掃車の後ろから
クラクションとパッシングで急げと言わんばかりに煽る車に遭遇。
考えられへん!!
どういう育ち方をしたらそうなるのか、親の顔を見てみたいもんですが、
そういう車をみるとついついどんなアホ面してるのか見たくなるのが私の性、
2車線に戻ったところでハイエースのアクセルを踏みその車の横に並んで
運転席をガン見してみると、それはそれは20歳前後の絵に描いたようなアホ面の男と、
助手席にもそんなアホ男と遊んでる=アホな女性。
夜の23時に上下スエットでドンキホーテに行く若者、
と言えばイメージしやすいですか?
道路の清掃会社さん無くして我々は安全に道路を通行できません。
ゴミだらけ、落葉だらけの道路はバイクにとっては
氷上を走るくらい危険な物と考えた方が良いですよ。
皆様、遅い清掃会社の車にはどうかご協力を。
さてさて未だによくドラムブレーキは効かないんでしょ?
というご質問を頂きますが、ちゃんと整備したドラムブレーキは間違いなく効きます。
確かに英車のドラムブレーキは貧弱な物も多いですが、
SRのドラムブレーキは効きます。必ず効きます。
ツーリーディングのドラムブレーキの場合、ちゃんと調整してやる必要がありまして、
片方のカムの面を基準にもう片方のカムの方に真っ直ぐな平板を当ててやります。
ここで平行が出ていれば問題ないのですが、平行が出ていない物も多いです。
先ほど整備したSRもこの通り。
新品のブレーキシューを入れるときには必ずここも点検しておきましょう。
平行が出ていないまま使われていたブレーキシューを再利用する際は、
ブレーキシューの当り方が変わるので要注意。
ま、更に本格的にやるなら車体にブレーキを組み込み、
タイヤを回して何度かブレーキング。
ブレーキシューがドラム内面に当るところ、当らないところが出てくるので、
当る部分を少し削ってはまた組込み、タイヤを回してブレーキングを繰り返し、
シュー全体が均等に当るようになるまで調整してやれば完璧。
スピードを求めるより先に安全に止まる方を優先しましょう。
ま、ディスクブレーキよりドラムブレーキより、何より一番効くのが、
心のブレーキ。
上手い、今日は上手い事ブログを締めた。
御後が宜しいようで。
by morisuke_aldgate | 2010-12-07 03:55 | 整備日誌