在庫車両製作

モリスケでんがな。
福岡も本日は晴天なり。
ちなみにマイクテストでよく教頭先生が使う、
『あ~、え~、テス、テス、本日ハ晴天ナリ』
という決まり文句のような「本日は晴天なり」ですが、
語源は英語圏の無線用語の一つで、音を確かめるために
「It ’s fine today」という言葉が使われます。
これは【t’s】やら【f】の発音、todayの【tu】、など音を拾い難い英語の発音が、
この文章一つに入っているために用いられていたもので、
丸い眼鏡かけて綺麗な七三頭の日本人のおっちゃんが、
安易に直訳したことが広がり、現代でもそれが浸透してしまっているためで、
「本日は晴天なり」には何の意味もありません。
でも教頭は曇ってても、雨が降ってても言います。
本日ハ晴天ナリ
どうでもよい話しが予想以上に盛り上がっていますが、
お客様からよく納車整備って何するの??
車検整備って何するの??
そんなご質問を頂きます。
ALDGATEでは現在の所、
英国旧車、ロイヤルエンフィールド以外に、国産車ではSRのみを販売しておりますので、
SRの場合の一例を紹介します。

まずリアタイヤを外し、サスを外し、スイングアームを取外します。
簡単にスイングアームを外すと言いましたが、スイングアームの軸となっている
ピボットシャフトがグリス切れで錆付いている場合は、
これがまた簡単に外れず難儀します。
インパクトで締め付けたり、緩めたり、また締め付けたり、ラジバンダリを繰り返し、
後はプラハンで叩いてみたり。
それでも抜けない場合は・・・
スイングアームを切断。

いま分解整備中の在庫車両はいとも簡単に抜けてくれました。
中にグリースが満たされていましたので、
ちゃんと定期的にグリスアップされていたのでしょう。


ほーら、シャフトもインナーカラーもこんなにヌルヌルだよぉ~~
下品ですいません。幼少期から下品な育て方をされていました。
苦情は大阪の実家へお願いします。
古いグリスを除去し、新しい高級グリスでさらにビチョビチョにして、
スイングアームを組み込みます。
組み込んだ後にも、シャフトにグリスニップルを付け、
グリスガンでグリスを注入。

強くしちゃダメよ。ダストシール破れちゃうから。
優しく注入してね

そいでブレーキのリンクを取り付けますが、

10台中8台は、このブレーキシャフトのグリスが切れ、
錆びたり、硬くなったりしています。
ピボットシャフトはグリスガンで外から注入、いわゆるボラギノール式でできるのですが、
ここは分解しないとグリスを塗れません。
グリス切れててもわからんもんねぇ~~、外から見えへんもんね~~
台数を沢山売るバイク屋さんじゃめんどくさくて
一台一台こんな事してられへんもんねぇ~~
でもお金は納車整備代としてお金は取られてるんだよ~~~
ありがたくもALDGATEは整備にかかる前の在庫SRもお買い上げ頂く事が多々御座いますが、
納車整備の際にも同じ整備を行っております。
車検整備もまた然りです。
まったく整備しなくて安く車検を通す事もできますが、
お金で買える安心と安全は2年に1度買ってもいいはず。
他店で車両お買い上げの方の整備、メンテナンス、車検も大歓迎です。
実際、ALDGATEによく来られるお客様は6割が他店で購入されてます(笑)
ALDGATEの在庫車両も安心整備を行っておりますので、よろしくね。
そうやって整備して仕上がった車両がコチラです。



ハンドル、マフラー、シート、エアクリーナーは新品、タンク&サイドカバーは塗装したてです。
エンジンも合わせて下半分(クランクケースカバー)黒塗り。
その他、ブレーキ&キャブレターはO/Hしてます。
価格は・・・
来店してモリスケにASK!!
by morisuke_aldgate | 2010-02-05 12:17 | 整備日誌