交流and直流not我流

非暴力主義者のモリスケです。
牛さんを敬愛しています。
残さず食べます。
天気予報とは打って変わって福岡は今日もいいお天気



天達しっかり!!
今日もまたエンフィールドのお話し。
大阪のSHOPさんで買ってきたエンフィールドの調子が芳しくない様子で、
ヘッドライトを点灯させると極端にアイドリングが低くなったり、
失火して最悪エンジンストップするんやってさ。
せっかく形はかっこよくカスタムしてんのにそれじゃ、夜の走行が
多い日も安心
ってわけにいかへんもんね。

でもオーナー本人曰く、
『インド製だからこんなもんだと思ってました』
インド人なめんな!!
そんなこと言う子はククレカレー食べて屁こいて寝なさい。
新車の状態でそういったトラブルは全くおまへんのや。
ただ彼のスイッチ系統は日本で流通している物に交換されている。
よって不調の原因は極東の島国日本でカスタムされた時に、
何かしら発生したものでインド人の仕業ではないのだなコレが。
あんまりインド人バカにしてるとさすがのガンディーも殴ってくるでぇ。
さてさて、不調の原因を探るべく彼の電気系統を一通りチェック、
そして3分で発見!
問題はヘッドライトのON/OFFスイッチにあり。
知ったかぶりの日本人の仕業でした。

コレが付いてたスイッチ、左がON/OFF、右がヘッドライトのHi-Lo。
エンフィールドを触りなれた人ならわかるかな??
そう、この左のシンプルなスイッチひとつで、ヘッドライトON-OFF-ポジション、
の3つを操る事はでけまへん。
なぜでしょう・・・??
エンフィールドのみならずオルタネーター発電式の英国旧車、SRも含めて発電は、
交流
しかしながら、バッテリー及びバッテリーを電源とする電気系統はすべて、
直流
モリスケは
オレ流
つまり、発電した交流電気をバッテリーに蓄電する前に交流を直流に変換する
『レギュレーター』ってのが付いてるよね?
そこで直流に変えられてバッテリーに電気を送り、
エンジンに火花を飛ばしたり、ヘッドライトつけたり、ウインカーつけたり、ラジバンダリ。
ところがどっこい、エンフィールドはそこらへんが特殊で、
ヘッドライトのみ発電した交流電源をそのまま使います。
しかしヘッドライトを点灯させたときに一緒に点灯する
テールランプ、メーターランプ等はバッテリーの直流電源を使うため、
スイッチの接点は独立してなければなりませんが、
このエンフィールドに取り付けていたスイッチは独立してないスイッチなので、
ヘッドライトを点灯すると交流電源がバッテリーや他の電気系統にも流れて、
エンフィールドはパニック起こしてました。
そのスイッチをモリスケがエンフィールドに良く使う特殊なスイッチを取り付けることで、
直流と交流が交わることなく正常に作動するのです。
ちょいと専門的なお話になってしまいましたがわかったかな?
端的に説明すると、
インド人も上流階級は牛肉を食べる
ということでした。
よろしこ☆
by morisuke_aldgate | 2010-03-13 14:55 | 整備日誌