TRITONドッグイン

『桜』のつくタイトルの曲を全曲熱唱中のモリスケです。
さぁ、いよいよモリスケの不動明王TRITONがリフトにあがりました。
昨年12月末に車検が切れて以来、
ずっと飛べない豚状態に陥ってましたが、
重いケツをあげました。私は尻軽です。

右燃焼室から白い煙を吐き続け、
昨年の人吉ラフティングツーリングで九州道を●60km/hで、いわゆるTON-UPをして以来、
調子があまり芳しくなかったので、車検を受ける前にエンジンをO/Hしようと決意いたしました。
てか、SRも手放したし、75年式ハスラーも不動状態なもんで、
乗るバイクがあらへんねん。

バンド1つで固定してあるFuel Tankをおろし、マフラーをはずし、IGコイル等をはずし、
シリンダーヘッドにアクセスしますが、フェザーベッドフレームはとても作業がしやすい。
自宅では地べたに煎餅布団引いてるモリスケもせめてバイクだけはフェザーベッド。


ロッカーアームを外したらバルブスプリングとOHVエンジンの象徴プッシュロッドがアニョハセヨ。
ヘッド周りの潤滑は問題なし。っちゅーことはオイルポンプも大丈夫?
アキシャルポンプシステム(アメトーク見てたらわかるはず)。
そしてドキドキのシリンダーヘッドを外し、裏返してみると・・・

最低。
終わってます。
燃焼効率とかそういう次元の話しやおまへん。
特にやっぱ白煙の酷かった右側。
カーボンとか煤以前の問題で、液体のままのオイルがひったひた。
ようこれでエンジンかかってたね。
ま、前のオーナーさんは10年間エンジンのO/Hしてへんかったらしいから、
モリスケがとどめをさしてやった感じでしょうか。

そしてヘッドを外したらもちろん見えてくるのが、みんなが大好き
ピストン運動
のピストン。
もちろんTRIUMPHは並列2気筒なので亀さんの頭が2個付いてるよ☆彡
2亀頭



気になるは入っているピストンのサイズでしたが.040インチO/Sだったので
ギリギリセーフ!!

英国車のピストンはSTD(スタンダード)サイズの他に
.020”+(約0.5mm)と.040”+(約1.0mm)と.060”(約1.5mm)オーバーサイズがあり、
.060mmを超えるとスリーブを製作して打ち込むか、
シリンダーごと交換かもしくはMORGOの750ccキットをぶち込むかしかありませんが、
今回は.060”O/Sが入れられるのでMORGO750ccキットは次にしましょう。
さてピストンは何を選択しましょう?
ヘポライト?JP?TOTO?山田さん最高級ブランド??
それか例の車用のピストン流用??
ここは予算と相談ですね。後日お披露目します。

シリンダーに抱き付きやカジリ等の目立った縦傷はありませんが、
綺麗に磨耗していっております。
あと気になるのは腰下でしょう。
10年間もO/Hしてなければスラッジパイプにはウ●コが詰まってることでしょう。
何しろ自分のバイクは店の閉店後、お客様の車両の作業終了してからしかできないので
じわじわの作業になりますが、ちょいちょいアップしていくので引き続きよろしく。
興味ない人には苦痛やろ!?
たまにゃ仕事できるアピールもしとかなアカンねん。
得意げに旭ポンズの宣伝してる場合ちゃうで。
by morisuke_aldgate | 2010-04-03 02:56 | 整備日誌