エンジン心臓部

フリスク食べるモリスクです。
最近寝言で『あれ!海が無い!』とか『サスが低すぎる』だの
訳わかんないこと言っているらしいです。
さてちょっとずつ進みつつあるトライトンO/Hですが、
とうとうクランクケース分解しました。


63年以降はユニットエンジンと呼ばれていますが、
実際のところはギアボックスは完全に別室になっており
オイルもエンジンオイルとは別のギアオイルを使用します。
今のバイクはエンジンもギアもクラッチも全て同じオイルで循環してますが、
英国車はエンジン、ギア、クラッチ(プライマリー)がそれぞれ独立しております。

こっちは俗に言う【タイミングサイド】と呼ばれ、
クランクシャフトの先に付いたギアが中央のインタメディエートギアを介し、
インレット&エキゾーストカムを廻しておりますが、
モリスケのトライトンはカムタイミングを意図的に調整している気配がしております。
これはまさかのハイカム仕様か・・・?

そしてこれがエンジンの心臓部クランクシャフト、さぁみんなも一緒に、せ~~~のっ
クランクシャフトォ~~~~
言えよ。
このクランクシャフトの形状や、重量、バランスでエンジンの特性は大きく変わります。
こんなクソ重たいクランクシャフトですが、両端のベアリングでしか支持がないため、
歪んだり、軸がブレてたりすることがあります。しょっちゅうね。
だからバラした時は点検、バランスも取り直すことが望ましいでしょう。

注目のカムシャフトは予想通り純正ではなく、
メガサイクル社のハイカム510-05が入っておりました。
メガサイクル社のカムの中では一番大人しい方のプロフィールですが、
それでもリフト量0.348インチ、作用角282°とまずまず。
レースするわけやないし扱いやすさで言ったらこれくらいでしょうが・・・・・・
IN&EXともにカジリありです。
カムが直接当るカムフロワーはいたってツルツルのため、
このエンジンを組んだ人が磨いて再利用したのでしょうけど、
モリスケはこんなカム使いたくありませんので、
新品に換えるとしましょう。
Inlet&Exhaustに3134作戦です。
わかる人にはわかるやんね!?
はぁ~~~~~金かかるわぁ~~~~
by morisuke_aldgate | 2010-04-07 02:44 | 整備日誌