誕生日を迎えました!!

この連日の雨と蒸し暑さ、クーラーの無い整備室での作業により、
デリケートゾーンからキノコが生えてきそうなモリスケです。
ま、もともと1本生えてるねんけどね、エノキが。
そんな細くないわッ!!

今日も朝からジメジメ整備室でエンフィールドと戯れておりました。
Newピストンにあわせてボーリング・ホーニングして内燃機屋さんから帰ってきた
エンフィールドのアイアンシリンダー。

いい形してますね、名器です。
いや、名機です。
ピストンスカートとシリンダー内径とのクリアランスも指定通り
いい仕事してるぇ~~~
だったので、ピストンリングギャップを調整していきます。

ここのほんのわずかの隙間がとても重要。
狭すぎても焼きつきの原因になりますし、
広すぎても圧縮漏れやオイル上がりの原因にもなります。
TOPリング、2ndリング、オイルリング、合計3本のピストンリングのクリアランスを
計測調整していきますが、削りすぎたらもちろんアウト、
少し削ってはシクネスゲージで計測を繰り返して適正のクリアランスにしていきます。


Newピストンをセットして、さらにシリンダーをセット。
シリンダーをセットする際の各ピストンリングの向きにも要注意です。
エンジンを組むときは色んな所に神経を使わなあきまへん。

話しは前後しますが、シリンダーを組んでヘッドをその上から乗せる前に
ヘッドをキレイキレイしなダメです。
バルブをバルブシートにしっかり密着させて燃焼室の機密性を保つため、
バルブとバルブの当たり面を【すり合わせ】しています。
バルブ研磨用のバルブコンパウンドというモノを付け、
叩きながら擦ります。

そしてバルブがシートと均一に接触しているかを確認するときに使うのが、
このオレンジ色の光明丹でバルブとシートが均一に接触しているかを確認し、
接触していなければすりあわせを繰り返します。

エンフィールドのデコンプはエキゾーストバルブを強制的に開くのではなく、
小さなバルブみたいなものが燃焼室に独立してあるので、
こちらもすり合わせをしておいた方が安心。
あとは丁寧且つ迅速にくみ上げていくだけです。

と申しましても丁寧且つ慎重に作業をしていくともう日付が変わって1時半です。
あ!!!!!!
本日6月28日は・・・・・
モリスケの誕生日です。
携帯を見てみると来てる来てる、たくさんの方々からお祝いのメールを頂いております。
覚えてくださってた皆様、ありがとうございます。
今年も無事に誕生日を迎えることができました。
皆様のおかげでモリスケは今日も生きております。
縁もゆかりも無い土地の福岡で出来た多くの仲間、
いつもお世話になっている沢山のお客様、
また新しくALDGATEに来て下さったお客様、
色んな助言を下さる同業者の先輩方、
取引先の皆様、
栄養ドリンクやらなんやらくれるドラッグイレブンのスタッフさん、
and more...
福岡で数多くの人たちに支えられています。
縁もゆかりもない土地だと思っておりましたが、
『縁』で皆様と繋がっていたんだと思います。
そんな皆様に改めて
感謝
今後ともモリスケをよろしくお願いします。
まだモリスケが出逢ってないけど、どこかで縁で結ばれている人たち、
はやくALDGATEにおいでなすって。
長いようで短い1回こっきりの人生です。
一緒にエンジョイしようではありませんか。
プレゼント?
いえいえ、そんなものを期待してるのではありません。
モリスケが欲しいものは、オメデトウ、という言葉とほんの少しの
福沢諭吉。
by morisuke_aldgate | 2010-06-28 03:27 | 整備日誌