ワイヤー製作のレシピ

モリスケです。
最近尖閣諸島の話しばかりで国民の関心が薄れてますが
モリスケは忘れておりません、
竹島返せよ韓国。
さて今日は久しぶりにクラッチワイヤー&ブレーキワイヤーを製作しました。

切れるワイヤーの多くはタイコの根元で切れるのが殆どですが、
今回切れたワイヤーはえらい中途半端な部分からブチッっといっております。
SRやエンフィールドなら専用のクラッチケーブルが量産されているため、
1本1,500~2,000円程度で交換できますが、
英車の場合は注文してもドンピシャのケーブルが来る事は稀で、
ハンドルも換わってたりなんかすると一から製作するのが早いのです。
そこでクラッチorブレーキケーブルを製作するレシピがこちら。

①アウターケーブル
②インナーケーブル
③アジャスター(車種によりけり)
④タイコ
⑤90度アダプター(使用しない場合が殆ど)
くらいのもんです。
アウターケーブルがそのまま使えそうならインナーだけ交換すればいいですが、
今回はインナーケーブルの太さを太くするのでアウターも新品です。
タイコは使用するワイヤーの太さ、クラッチ(ブレーキ)レバーの種類等により
様々な形状が必要となるのでALDGATEでは常時ストックしてあります。

が、しかし、
今回使用するAMALのレバーにはストックのどのタイコもしっくりこなかったので、
結局は毎度の如く・・・・
旋盤で製作。

まぁよくあることです。
ブラスを旋盤で削りだして、ワイヤーの通る穴を開けるだけなので1個数分でできます。
アウターケーブルを車体に仮付けしてインナーワイヤーを通してタイコの位置を決めたら(ここ重要)、
製作したタイコにワイヤーを通して、はんだで付けます。

ま、とても簡単そうに説明してみましたが、
このはんだで付ける時に特殊な液体を使用してはんだの密着性を良くしたり、
電子機器用のはんだとは異なるはんだを用いて、
タイコが確実に付いてなければクラッチ切ったときにタイコが取れて終了、
ブレーキ側ならブレーキ握った瞬間・・・
くわばらくわばら。
なんだかんだはんだははんだでわんだふるほんだなんだ。
既製品のケーブルなら1,500~2,000円、
こうやって1本製作すると、ケーブル製作検定範師六段のモリスケでも製作に数十分かかるので、
1本あたりとても高価なケーブルになりますよってに、
既製品で対応できないワイヤーが必要な方は覚悟をお決めなすって。
ケーブルが切れてないうちに車体から外してもって来て頂き、
これと同じの作って!
と頼んでいただいた方が製作する際に仮付け・フィッティングする手間が省けますので、
お安くスペアケーブル製作できます。
いつ切れるか不安な方、お待ちいたしております。
ツーリング先で切れて自走不可になったら引取高いよ~~~~
さ、本日14日(日)もご来店お待ちしております!!
by morisuke_aldgate | 2010-11-14 05:15 | 整備日誌