12月19日は走り納め!

恋人はモリスケロース

背の高いモリスケロース

夜の街から来た~~~
ってことで強引なモリスケです。
『あたし強引な人が好き』って言われて以来、真に受けてずっと強引なモリスケです。
さてさてクリスマスムード高まる中、
奥様・彼女・旦那様・彼氏へのプレゼントは決まりましたか!?
あげる相手もいない、くれる人もいないって方、
どんまい。
生きてるだけで丸儲け。 By 明石屋さんま
さぁそんな寂しい方を少しでも癒そうと、モリスケロースがALDGATEを
クリスマスっぽくデコレーションしました。
クリスマスツリー

君の瞳は百万ボルトのイルミネーション

ごっつ地味ですが仏教徒のモリスケが必死こいてやった結果がこれです。
中途半端ならやらない方がマシ。
なんでもそうです。
おっパブで興奮しても性欲は解消できない、
むしろ指数関数 y=2のx乗 並みにムラムラするので行かない方がマシ理論です。
さぁそんな分かりにくい例えで締めるのも如何なものかと思いまして、
バイク屋らしくバイクの話しをしてみます?
得意じゃないのよねぇ~~~バイクの話し。
まぁ以前エンフィールドのクランクをご紹介したのは記憶にある方はあるでしょうし、
無い方は無いでしょう。
こやつです。

これまた一癖も二癖もありまして、
一度クランクケースにはめてから加工が必要となりまた分解して、
内燃機屋さんと相談しながら加工、そして加工、さらに加工・・・
ようやく組み付けられる状態となり、ここから超スピードで組上げます。
だって19日のツーリングに参加してくださるからね。

クランクケースドライブサイドからパコッとはめて、
タイミング側のクランクケースをかぶせます。
しかし大きく重たいクランクですね。大好物です。
画像左側、壁で区切られている部分がオイルタンクとなっております。
オイルタンクで思い出した、
移民政策に関するシンクタンク、移民政策研究所のオッサンが、
ドバイで開かれた「世界経済フォーラム」の分科会に日本から出席し、
50年間で移民1000万人を受け入れるとの政策提言を発表したそうです。
アホか。日本沈没政策ですか?
話しを戻しまして、クランクケースタイミング側をパコッとはめます。

クランクケースボルトを規定トルクで締め付けまずチェックするところが、
クランクケースに対するコンロッドの位置。

間違いなく中心に持っていきましょう。
普通に組んで中心に来ない場合は何か大きな原因があります。
そのまま組上げていけば即アウトです。
そして4点でクランクケースに固定されているギアボックスAssyを合体。


別体エンジンと言いましてもフレームからエンジンごとおろさないとイケないのが
エンフィールド流の別体エンジン。
でも5速ミッションに換えたりクロスミッション入れたりするのにも
クランクケース割らなくて済むのはやはり利点ですね。
そしてこの状態のままフレームに取り付け、どんどん組上げていきます。

エンフィールドのバルブタイミングはとても解りやすいくらいにギアに(この後ろにカムが付いている)
ポ○チマークが付いているので合わせるだけで大丈夫。

そしてエンフィールドの点火タイミングは遅角時(アイドリング状態)に上死点前0.8mmで点火するので、
ダイヤルゲージで正確に計ります。

このエンフィールドは純正のポイントのままなので、
左下のタイミングセンサーという便利な道具を使用して正確に点火タイミングを計ります。
ポイント式の場合はポイントが開いた瞬間に火が飛ぶので、
このセンサーはポイントが開いた瞬間に音とランプで教えてくれます。

バルブタイミングも点火時期もばっちり調整したので、
タイミングカバーを取り付けます。
とここでトラブル発生!!
タイミングカバーを取り付けた瞬間、クランキングできません。
キックを軽く踏んでもまったくビクともしません。
エンフィールドのささやかな抵抗です。
タイミングカバーの取り付けボルトを少し緩めると目が覚めたように
クランクが回り始めました。
なんでしょう・・・
その原因はタイミングカバーガスケット。

アフターマーケット製のこのガスケットの厚みをマイクロメーターで計測すると、0.56mm。

エンフィールド純正が約1.5mmあり、このガスケットが薄くなった分、
タイミングギアをカバーで押さえつけてしまい、クランキングできなくなったのです。
意外とシビアなんですよ。
純正品に交換すると機嫌よくスルスルまわります。
クリアランスはユルユルでもダメ、キツキツでもダメ。
まるでアレみたいですね。
どれ?
ちなみに岩手県と青森県南部地方では小さなリンゴの事を
『まんこりんご』
と言うそうです。いやこれマジで。
さて無事に組み終わったエンフィールドに火を入れます。

22時にエンジンをかけたエンフィールド、朝の5時までこの状態でアイドリングをし続けます。
風を当てながらひたすらアイドリングです。
初期の慣らしというものがとても重要なのであります。
そこまでやならくてもいいと仰るバイク屋さんもいますが、
やるか、やらないかで言ったらやった方が良いに決まってるがな。
やらなくていいと言う方はあくまで【商売上】の話しで、
アイドリングしてる間も様子見てるので工賃下さい!とは言えません。
ただプロのメカニックとしての意地でやるだけです。
自己満足?
いや、必ずお客様にもわかって頂けるはずです。
さぁ予定では5時まで寝てる予定でしたが、
もう一台、間に合えばツーリングに行きたいなぁ~~と仰ってる方の部品が、
金曜日に入荷してしまったので、幸か不幸か間に合ってしまいました。
5時までにその車両を修理し、仕上げますかね。
5時からはエンフィールドの外装等を取り付けて、
試乗に行って慣らしと、調整・点検をして・・・・・
さぁ、いつ寝ようかね?
寝たふりでもするかぁ~~~
頑張れブルーカラー
ちなみに、
12月19日(日)はツーリングの為お休みです!!
ご来店を予定されていた方には申し訳ございませんが、
何卒よろしくお願い致します。
by morisuke_aldgate | 2010-12-18 02:18 | 整備日誌