早起きは三文の徳

今日は久々に早朝出勤のモリスケです。
昨夜は夜中2時というモリスケとしては早い時間に就寝したので、
今日は7時に出勤。
会社員の方の中には毎朝7時には家を出ている人もいるでしょうが、
早起きは早起きで気持ちのいいもんです。
朝焼けも朝立ちもMAXで始まった今日一日、
ジャパニーズビジネスマンの皆さん頑張って行きましょう!!
さてさて2月のSRフォークオイル交換工賃半額というキャンペーンもあり、
連日Fフォークオイルを交換しまくっております。
今回も毎週日曜日の開店同時に来てくださる薬院の蕎麦屋さんの大将のSRの
Fフォークのオイル交換をさせて頂きました。

2年ほど前に他店で購入されてからすぐず~~~っとモリスケが
整備させて頂いておりますが、今回が初めてのフォークオイル交換でした。
大将の初めてはモリスケが頂きました



恐らく長年交換されていないであろうフォークからは、
汚ぁ~~~いフォークオイルが出てくる事は覚悟してましたが、
やはり出てきたのは道頓堀みたいな色したフォークオイル。

これではフォークも本来の性能を発揮できるはずがありません。
社外品のリアサスと大将の体重・乗り方を考慮しながら、
最適なオイル粘度と油面を考え、新しいフォークオイルを注いでいきます。
そしてそんなフォークオイルを交換中、もう一点、大きな大きな欠陥がございました。


SRの弱点の1つともいえるステムベアリングのガタです。
低年式のSRはここが芳しく無くなってきているものが多く、
SRの性質上致し方ない所ではあるのですが、
ここのベアリングをちゃんと整備せずに
ハンドリングを語る勿れ、
コーナリング云々語る勿れ、
山を攻める勿れ。
それはSRに限らず全てのモーターサイクルに言える事なのですが、
SRはオイルインフレームという構造上、
走ればオイルは熱くなり、
その熱いオイルが戻ってくるオイルタンク周辺のフレームも
当然のことながら温度が上がります。
するとオイルタンクから程近いステム部分も温度があがり、
グリスは柔らかくなるわけで、
柔らかくなったグリスは流動性が増し流れ落ちやすくなるのです。
するとステムベアリングはグリスが少ない状態で、
面舵いっぱい、取舵いっぱい、あるいは段差や何かしらの衝撃を受ける事で、
ベアリングのレースに傷が入ったり、ボールの後が残って、
ハンドリングに癖が出てしまいます。
左右にハンドルを切ったときにゴロゴロとした感触があったり、
どっかでカクッと一瞬止まったりする場合はベアリングがやられております。
そこで交換しなければならないのがこのベアリング。

モリスケが好んで使用するのはSRの高年式に使用される
アンギュラベアリングというこのベアリングです。
2000年式以前のボールベアリングに比べると耐久性が向上しております。
もちろん2000年式以前のSRにも使用可能。
ハンドリングに違和感がある方、ベアリングを交換しましょう。
外装ばかりにお金をかけるのは非常にナンセンス。
by morisuke_aldgate | 2011-02-08 08:32 | 整備日誌