モリスケ鉄工所
震災後、民法のTV番組のCMが民間企業からAC(旧:公共広告機構)の
CMがそのほとんどを占めた事に対し、
「しつこい」「不快感がある」「内容がそぐわない」というクレームが殺到しているみたいで、
中には「そんなCMを流すのに税金を使うなら、少しでも被災地に回せ」という
ACの実態を知らぬド阿呆な苦情もきてるそうですが、
お門違いなクレームをくらうACに同情します。
しょうもない電話で回線を使うなよ~~~嫌ならNHK見ろよ~~~。
ギャンブル嫌いのモリスケとしてはパチンコ・スロットのCMよりよっぽど好印象。
そんなことよりもモリスケは、東方日報の19日の論評で、
日本が大震災で混乱している機に乗じて、
中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)を奪取すべきだと主張したという記事の方が気になる・・・。
馬鹿はやっぱ馬鹿か?
さてさて、お蔭様で毎日忙しい日々をおくっているモリスケですが
先日数年前にYSPで300台(?)限定で発売されたSRをお客様が乗ってこられて、
モリスケも初めて実車をまじまじと眺めましたが、
やっぱよいですなぁ~~~~。

色んな所が特別感満載のSRでカラーリングと雰囲気共に男臭いといいますか
渋いですね。
そんな渋いSRに乗られるお客様のカスタムの注文はやはり渋く、
ブレーキペダルを取り付ける部分のシャフトを、
こうして穴あけて、

こうしてM6のタップでねじ山立てて、

こうして段付きになった径の細い部分に穴を開けてあげますが、
しかし汚い指してますね。
デートのときは指だけ入念に洗って行きますのでご安心を。

最後にM6のねじ山にグリスニップルと言う名のビーチクを付けてあげます。

そうするとこのように、リアホイル外してサス外してスイングアーム持ち上げて
シャフトを取外さなくても、外からグリスでヌルヌル気持ちいい仕様になるのです。

いつでも快適なブレーキタッチを望むには必要不可欠なここのグリスアップ、
SRの全身ともいえるXT500には純正でここにグリスニップルが付いていた事から
その必要性は今更言及しなくても良いでしょう。
この限定車のお客様の現在のカスタム箇所と言えば、オイルラインと
ここのグリスニップルのみ!?
渋い選択&正しい選択かもしれません。
ノーマルのSRは美しい。
外観ノーマルを保ちつつ、細部に必要な手を加えてやる、
少なからずモリスケは大いに支持します。
というノーマルが一番みたいな事を言ってしまいますと、
続いての車両が大変紹介しにくいのですが、
上の限定SRの隣のリフトで危険なオーラをプンプン出しながら鎮座していたSRが・・・

モリスケの中ではこのSRを『松田優作号』と呼んでます。
このSRを初めて目にした他のお客様の大半が必ず開口一番でるセリフ、それが、
なんじゃこりゃぁぁぁぁ。
そらそうゆーてまいますよね。
エンジン以外面影ないもんよ。
でこの松田優作さんの今回のドッグインは
スイングアームに少々難がありまして修理をさせて頂きました。
で下の画像が取外したアルミ製のごっついスイングアーム。

ごっついね~~~。XJR用でしたっけ?
ごっついけどアルミ製だから軽量で剛性も十分。
じゃあSRの純正の鉄製の重いスイングアームは何なんですかぁ!?
って質問は野暮だぞチミ。
でその上のスイングアームにはドライブチェーンが通る部分に、
チェーンスライダーと言うスイングアームを傷つけないための部品が付いてるんですが、
そのスライダーが削れ削られ、一部分のスイングアームがこんにちHAしてたために、
チェーンがスイングアームをガリガリ君しておりました。

黒い部分がスライダーという部品でこのスライダーを外すと、

こんなにも綺麗にえぐれております。
見事にチェーンが通っていった跡です。
チェーンスライダーを新品交換するのは言わずもがなですが、
えぐれたままのスイングアームを取付けるのは気持ちが悪いので、
ここは久々のアルゴン溶接アルミ盛スペシャルで肉を盛ります。

そしてここからひたすら研磨&研磨&研磨。
何事も無かったかのように元に戻してあげます。
その結果、

英車のお馬鹿なクランクケース等に比べて幾分も溶接しやすい現代のアルミには感謝してます。
昔のアルミは巣穴が出来やすくてキライですが、嫌よ嫌よも好きのうち。
アルミタンクやアルミ製オイルタンク、バッテリーケース等のクラック修理も受け付けております。
アルミタンク等の溶接目からのガソリン漏れでお困りの方は
ALDGATE内モリスケ鉄工所へようこそ

by morisuke_aldgate | 2011-03-20 19:02 | 整備日誌