AMALセッティング

ぼ~くらは~~~きっと~~~待ってる~~~
のモリスケです。
いや~~~咲いてますなぁ~~~桜。
見事にお満開かいです、お満開。
恐らく今日がピークかもしれませんが、散るからこそやはり美しいですね。
一人淡々と仕事をしているとあの歌を思い出します。
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
きっと桜はモリスケの気持ちを理解してくれる事でしょう。
さてアイドリングしないとのことでお預かりしておりましたTriumph T140、
ようやく必要部品が入荷したので早速着手しました。

いいカタチしてますねぇ~~~T140も。
一部熱狂的なトラ信者は別体が一番!T140なんて!
みたいな阿呆な事を仰る馬鹿チンもおられますが、
モリスケはT140の日本の道路事情の走りやすさ、相性のよさから、
やはりトラの選択肢として外せないモデルだと思います。
エドワード=ターナーが
『このエンジンの限界が650cc、6500rpmである』
と言ってたかどうかなんてそんなの関係ねぇオッパピーです。
別体のトラには別体の良さが、ユニットにはユニットの良さがある。
さぁそんなアイドリングしてくれないT140の原因はキャブにあると断定し、
律儀にチョークがついたAMALをバラしていきます。
すると早速フロート室にはカスが、すかんちが溜まっておりました、

ジェットもつまり気味です。
そこら辺は想定の範囲内でしたが、
フロートボールのニードルバルブを取り付ける部分に不思議な曲がりが見られます。

上のフロートが今回T140から外したもの、
下がAMAL部品ストックから引っ張り出したフロート、
ツメの角度が違うのがわかりますかな??
今回外したフロートのツメの角度では、
アイドリング域のセッティングを左右する油面が極々低すぎます。

その他スロットルバルブのガタだったり、エアスクリューのOリングのヘタリだったり、
色んな原因がありますが一つ一つ潰していけば必ず直ります。
機械は正直です。
ちゃんと組みなおしたキャブを取り付け、後はバキュームゲージを使って、
左右の同調をとっていきます。

バッチリアイドリング安定しております。
吹けあがりも絶好調でネコがちゃんとトラに生まれ変りました。
ちなみにこのトラのオーナーさんはモリスケと同い年のナイスガイ。
走り仲間が増えて嬉しい限りです。
by morisuke_aldgate | 2011-04-10 17:32 | 整備日誌