Viva La Silva Tシャツ!!

モリスケです。
最近様々な事に指南を頂いている梶浦雅裕氏(ex:The Mods)の
シルバーブランド【Viva La Silva】の2周年記念Tシャツが完成いたしました。

今回はTシャツの売上金の一部を東北地震の義援金として寄付する事になりましたので
Tシャツ買って寄付して堂々とライダースの下に着てちらちら見せましょう。
1枚3,500円。サイズはXS~XL。
今回のTシャツは完全受注生産ですのでご注文の方は4月20日までに
サイズと枚数をALDGATEまでご連絡ください。
配布は5月上旬の予定です。
さてさて何かと厄介ごとを起こしてくれるP君のエンフィールド、
今回はエンジンクランクケース下のドレンボルトのねじ山が逝ってしまったのです。
クランクケース側よ、ケース側。
毎回規定トルクで締め付け、前回も同様に締め付けたが、
今回のオイル交換でドレンボルトを緩める際に、
手応えなく軽く回ってしまったので、
下から覗いてみるとねじ山が荒れてるではありませんか・・・。
綺麗にふき取り、試しにドレンボルトを締めこんでいくと・・・・
『ヌルッ』
合掌。
わかりますかねぇ~~~この上がる瞬間の『ヌルッ』って感触。
モリスケは【ヌルヌル】は好きだけどヌルッ、は苦手なんです。
や~~~めた、や~~めた。
このエンフィールド触るのやーめた。
なんてわけには参りません、これを直すのも仕事ですから。
しかしこの為にエンジンを降ろしては
(建前)手間も工賃もかかって効率悪い、(本音)儲かってありがたい、ので
荒療治ではありますが、久々に吊るします。干します。
こいつを使って。

300kgまでのバイクなら宙ぶらりんに吊るす事も出来るクレーンで、
エンフィールドを横倒しにします。

こうやって下にもぐらなくてもケースの修正ができます。

ねじ山が無くなってしまった穴です。
この穴がヌルッっと逝きました。
穴のヌルヌルでイッたわけではありません、
穴がヌルっと逝ったのです。
不謹慎。

この穴にM14-ピッチ1.5のリコイル(ねじ山修正工具)を入れるため、
大き目のドリルで下穴を開け、
リコイルを入れていくリコイル用のネジ穴を専用タップで立てて行きます。
勃ててイクのではありません、立てて行きます。
ニホンゴテムズカシネェ~~
トモダチナラアタリマエ~~~
そして新しく立てたネジ穴にM14-1.5のリコイルをインサートします。
奥まで奥までグ~~~ッと奥まで入れてください。
するとどうでしょう、完全になくなってたはずのねじ山が、
見事復活!!

画像が終始ピンボケで見難く申し訳ないですが、
見事にドレンボルトが復活しました。
リコイルKITは少々お高い物ですが、これを入れる事でねじ山が強くなるので、
英国車やエンフィールドには必要になる工具です。
とある方の53年式のトラの1/4インチの穴という穴は全てリコイルされてました。
英車はアルミの材質がやはり弱いからねじ山が上がりやすいのです。
ちなみにSRのエンジン側のドレンもM14-1.5なので
上がっちゃった人は修理できますが、
ドレンが付いてる部分はクランクケースから取外せるので
Assyで交換した方が安く済むでしょう。
YAMAHA賢い。
だがYAMAHAさんそのドレンの位置、ツメが甘いぜ。
by morisuke_aldgate | 2011-04-13 23:03 | For Sale(その他)