ハイエースが・・・

車両を引き取りに行こうとしてALDGATEのラブワゴンことハイエースをぶっ壊したモリスケです。
モリスケがぶっ壊したわけではないのですが、
バキュームホースにクラックが入りそこからオイルダダ漏れで、
走行不能に、地面に撒き散らしたオイルの処理に四苦八苦しておりました。
29万キロも走っていれば色んな所にガタが出てきますが、
知人のハイエースは50万キロ突破してますし、
もっともっと労わって長く乗らなければいけませんね。
エコカーに買い換えるよりも最大のエコは自動車を直ぐに乗り換えないことだと思っております。
さて昨日はLUCASダイナモのリビルド&12V化について色々述べましたが、
ダイナモを12V化した事でそれに伴い交換した部品も紹介しておきます。

これが一般的にダイナモ車についている機械式のレギュレータです。
ダイナモからバッテリーへの電気の供給を始めたり、止めたりするカットアウトリレーと
ダイナモの発電電圧が一定の電圧を超えた時に、
バッテリーへの電力の供給をカットするボルテージレギュレータリレーの
2つの仕事をする部品から構成されています。
エンジンを始動し回転数が上がるとダイナモの発電量が増え、
設定した電圧を超えるとカットアウトリレーが作動し、バッテリーへの電気の供給をはじめ、
エンジンを停止するとバッテリーの電力がダイナモに流れないようカットアウトリレーが
OFFになりダイナモへの電気の逆流を防止します。
発電しすぎた電気を逃がす役割をするのがボルテージレギュレータで、
この機能がなければバッテリーの過充電等、何かしらのトラブルを招きます。
何となくイメージできましたか?
ダイナモはDC(直流)発電ですから、
オルタネータ等のAC(交流)発電車に搭載されている整流器の機能は必要ありませんが、
慣れてない方、あまり知識のない方がこの手のレギュレータを調整するのは
難しいかもしれません。
そこでそんな【オリジナルよりもちゃんと乗れたらええんじゃい】って方の為にあるのが、
PODtronics社製 DCレギュレータ

純正のレギュレータと置き換えるだけで、メンテナンスフリーのレギュレータに早変わりです。
なんとも便利な世の中になりました。
便利な世の中が人間をアホにしていってます。
人間から考える力を奪っていってます。
携帯電話が良い例でしょう。
なんか書きものをしている時など、思い出せない感じが出てきたら直ぐ携帯で調べてしまいます。
その場では書けますが、そんな漢字すぐに忘れてしまうのです。
読めるけど書けない、そんな漢字が増えてませんか?
話が脱線しかけたので元に戻しますが、
便利な物が出てきた以上、使えばいいじゃないってことで、
こんかいはPODのDCレギュレータに交換する事になりましたが、
この小さい現代風レギュレータを1950年代の車両にむき出しで取り付けるのは
やっぱり浮いた感じになってまいますので、
そこは純正のレギュレーターBOXを利用して、
【外見かけは純正っぽいけど、中身だけ現代版みたいなカスタム】をします。

まず純正のレギュレータを分解していきます。

そして台座にPOD製のレギュレータを配置。

配線をそれぞれF、D、A、Eの所に半田でつけてしまいます。

左が純正で、右が考える力を失った現代人用レギュレータ。
中身の見た目はまったく異なりますが、
結局臭い物には蓋をするので、

車体に取り付けてしまえばまったく分からないと思います。
ただし現代版レギュレータはエンジンがかかってる間、
それ自体に熱を持ちやすいため、あまり密閉するのは好ましくありません。
適度に冷やしてあげないとパンクしてしまいます。
見た目に抵抗がなければカバーに穴を開けてあげた方が安心です。

穴があったら入りたい?
穴があったらいれてみたい?
ダイナモ発電車に乗ってて電気系統に不安を抱えている方、ご相談ください。
現代ではダイナモ自体もLUCASに代わるフランスのALTON社が最新のダイナモ
(ALTON社のダイナモはAC発電)もあったりします。
モリスケはALTONの永久磁石の回転抵抗が好きではないですが。
<ツーリングのお誘い>
【開催日時】5月15日(日)
【行き先】 佐賀県呼子 ヤリ○ンが殺りたてのヤリイカを食べに
【集合場所】8:00 ALDGATE横ドラッグ11
【会費】 3,000円前後
【解散予定】16:00 ALDGATE
※当日朝7時段階での天気予報で福岡市もしくは佐賀の降水確率が40%以上で中止。
※参加希望者はメールかお電話にてご連絡ください。
by morisuke_aldgate | 2011-05-11 03:51 | 整備日誌