エンフィールドのデスビボデー

さすらいのギター侍ことモリスケです。
本当は、ギター弾けませんからぁ~~~~~!!残念!!
AKB48選抜総選挙、前田敦子の1位返り咲きおめでとうございます。
一言いいですか?
クソどうでもいい。
各メディアもあんなデキレースを公共の電波使って取り上げんなよ。
もっと有益なニュースがあるでしょうよ?
結局金持ってるファンの支持を得た女の子が1位になる。
中にはCD120枚買って全て1人に投票したオタクもいるみたいですが、
実に気持ち悪い。
自分の息子がそんな育ち方してたら本当に凹むね。
育て方が悪かったと自分自身を責めたくなるね。
お金は大切に使おうぜ。
秋元康の売り方も如何なものかと思ってしまうが、
結局CDを売って48人以上の女の子たちに安月給払っていかないといけないので、
金を生み出さないといけない立場の人間としては、
上手くオタクの気持ちをつかんで策略通りといったところでしょうか。
昔のビックリマンチョコのようなCDの売り方、買い方に疑問は残りますが。
さぁてさぁて、いよいよ梅雨本番といったところでしょうか。
今週日曜日12日はツーリングの予定ですが、
現段階では雨天が濃厚ですね。。。
当日雨、もしくは降水確率が40%以上の場合は中止致します。
そんな梅雨本番にロイヤルエンフィールドの点火時期調整でポイントをご自身でいじられて、
見事にポイントのねじ山をあげてしまったお客様のデスビボディー交換をしてました。

こちらが点火をつかさどるポイントが入っているデスビボデー。
シリンダーの後ろ側についているあれです。
CDI式しか知らない現代人にはなんのこっちゃさっぱりかもしれませんが、
いたってアナログ構造のポイント式は点火が不調な時の原因の断定がし易く、
バイクをいじる方としては大変ありがたい物です。

こちらが点火時期の自動進角をしてくれるガバナー。
中心のカムがポイント接点を開けたり閉じたりしてくれるのです。
アイドリング時とエンジン回転数が上がったときではプラグに火が飛ぶタイミングが異なります。
プラグに火が飛んでからガソリンと空気の混合気に着火して爆発するのに、
若干のタイムラグが生じるため、
ピストンが圧縮上死点にくる少し手前でプラグに火を飛ばす事により、
着火・爆発して力をスムーズにクランクシャフトに伝えて回転運動に変わりますが、
当然回転数が上がれば、
アイドリング時の1200回転前後と同じタイミングでプラグに火を飛ばしていては
遅すぎるのです。
そこでこのガバナーの錘が回転があがると遠心力で外側に開き、
カムを進角方向に進めてくれて、自動進角してくれます。
そして回転が下がるとスプリングの力でガバナーが閉じ、
カムが元の位置に戻り遅角されアイドリングの点火時期に戻るわけです。
但しこのスプリングの張力が弱くなっていると
上手く遅角できず回転が下がりにくいといった症状が起こるのです。
トラ、BSA、ノートンなど英車のポイント車でもまったく同じ事が言えます。
さてデスビボデーを車体から取外したら、中のベアリングを新しいデスビボデーに移植するのに
ベアリングインナープーラーで抜き取ります。


ALDGATEではこういった特殊工具は
ほとんど【HASCO】という日本のメーカーのものを使用してますが
HASCOの特殊工具はなんせ高い。
確かに品質は良いですがベアリングプーラーセットで60,000円位しました。
サンデーメカニックにはいつ使うかも、一生で何回使うか解らないような特殊工具を
揃えるのはなかなか勇気がいりますね。
買うのも高いしじゃあALDGATEに頼むかぁ~~~~って安易に考えた方、
特殊工具を用いる作業工賃は高いよ~~~~。
さてバラバラになったデスビ本体。

ブッシュでなくちゃんと2点のベアリングで支持されてるあたりは流石ですね。
デスビの中身を入れ替えたら後は組んでいきます。


点火時期も慎重にセット。
ギア側にキー溝が彫ってない、テーパーだけで固定されるタイプなので、
全てのナットを締めこんでから最後に点火時期を調整しましょう。
ギアのナットを締め込む際にデスビのシャフトに対してギアが回る可能性があります。

さぁ全てのギアを取り付け、点火時期もピシャリ出たので
タイミングカバーを取り付けようと思ったとき、
タイミングカバーを見て気になるところを発見。
<施工前>

<施工後>

違いがわかりますかね?
ガスケットでオイルラインをふさぐような事があってはなりません。
英車の多くやSRの、特にオイルポンプの取り付け面にあるガスケットを取り付ける際は、
ちゃんと穴がむき出しになってるか確認しましょうね。
穴がむき出し。
by morisuke_aldgate | 2011-06-10 13:07 | 整備日誌